シリーズ・全2本
表形式データの機械学習
表形式のデータなら勾配ブースティングから始めればよい、とよく言われます。ただ、実際にどのライブラリを選ぶかで結果はどれだけ変わるのか、精度以外の学習時間や解釈のしやすさまで含めるとどこで逆転するのかは、あまり測られていません。このシリーズでは、条件を揃えた比較を通してモデル選びを確かめています。学習後に出てくる特徴量の重要度や説明の読み方はモデル解釈のシリーズ、前処理と特徴量、不均衡データ、検証の落とし穴もそれぞれ別のシリーズで扱っています。
困っていることから選ぶ
- XGBoost・LightGBM・CatBoostを選び分けたい二値分類での精度と学習時間を、データの規模ごとに比べます。XGBoost・LightGBM・CatBoost比較—精度と学習時間で選ぶ →
- 説明しやすいモデルを選ぶと精度は落ちる?EBMとLightGBMを、精度・学習時間・交互作用の違いから比較します。EBMとLightGBMを比較|精度・学習時間・交互作用の違い →
- 特徴量を増やす前に、効果を確かめたい特徴量づくりの手法を入れ外しし、精度と学習時間の変化を見ます。特徴量の「全部盛り」はGBDTの精度を下げるか—5手法を実測比較 →
- LightGBMの予測処理を速くしたい一括処理・ONNX・treeliteを、単発とまとめて予測する場合に分けて比べます。LightGBMの推論高速化—ONNXが単発も一括も最速、treeliteは使い方で順位が逆転 →
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第1回XGBoost・LightGBM・CatBoost比較—精度と学習時間で選ぶ
既定設定ではCatBoostのROC-AUCが最も高いものの、その差は学習データが数万件まで増えるとほぼ消えました。学習時間はCatBoostが全条件で最も遅く、最速ライブラリの16〜40倍。二値分類3データセット計10条件の実測から、データ規模と学習回数に応じた選び方を整理します。
第2回EBMとLightGBMを比較|精度・学習時間・交互作用の違い
実データ3件では、EBMとLightGBMのROC-AUCの差はどちらの向きも0.012以下でした。代わりに開いたのは学習時間で、全21セルの平均は73.00秒対0.116秒。3つの特徴量が同時に効く合成データではEBMが0.509まで落ちます。